基礎体温表をつけよう
□低温期・高温期を知ろう
女性の基礎体温(朝目覚めたとき、起床前に安静状態で、舌の下で測った体温)を体温表につけてグラフを作りましょう。
月経開始日から次の月経開始日の前日までを1周期とすれば、周期の前半と比べて後半は0.3〜0.5℃ほど高い基礎体温になるのが正常です。周期の前半の低温期は、卵巣内では卵胞が発育し、子宮では内膜がはがれ落ち、再生する時期(月経期と卵胞期)にあたります。後半の高温期は、卵巣内では排卵後の卵胞が黄体になり、子宮では内膜に分泌液が蓄えられる時期(黄体期)にあたります。
周期後半に基礎体温が高くなるのは、黄体から分泌される黄体ホルモンによって、子宮内膜にある分泌腺の働きが活発になり、このため血液の供給が促進され、全身の物質・エネルギー代謝が活発になるからです。
視床下部〜脳下垂体〜卵巣のホルモン分泌が順調にいくように

妊娠・出産を待ち望んでいる女性にとって、はっきりとした高温期が現れることが絶対に必要です。受精卵を確実に着床させ、胎盤形成までの養育を維持し、流産を防ぐためです。低温期から少なくとも0.3℃の差がある高温期へ1〜2日で急激に移行し、10日以上安定的に維持しなければいけません。はっきりとした高温期があれば、脳の視床下部ー脳下垂体ー卵巣からなるホルモン分泌系がしっかりと働き、卵胞成熟ー排卵ー黄体形成という一連の過程が順調に進んでいることを示しています。
●体温表のパターンでわかる妊娠のしやすさ
@正常型 ●後半は前半より0.3℃高い(平均0.3〜0.5)●高温期は12〜14日間●上昇時、一気に上がる
Aダラダラ型 ●ゆっくり高温になる●一応排卵があるが排卵日が分かりにくい●妊娠の可能性が流産の可能性もある
B凸状型 ●高温期の両側、前後が低いタイプ
C凹状型 ●高温期に低温期が混じるタイプ
D階段状型 ●高温期に一段一段のぼるタイプ
E高温期低温型 ●高温期の体温が低いタイプ
F高温期短期型 ●高温期が低く、短いタイプ●黄体不全または無排卵
G無排卵型 ●高温期を形成しないタイプ