
現代医学の発達は、多くの病気の治療を可能にしてきました。
しかし一方で、抗生物質やホルモン剤、血圧降下剤といった合成薬品の使いすぎによる副作用が問題になっています。
たとえば子どもが風邪をひいたとき、あるいはアトピー性皮膚炎になったとき、もしお母さんが合成薬品に頼らない初期の治し方を知っていれば、薬の副作用の心配はずっと少なくなるでしょう。
また、検査では異常がみつからなくても「どこか調子が悪い」という場合、どうやって体の不調を治していけばよいか、迷ってしまいます。しかも検査数値に現れなくても、不調が病気の始まりを知らせていることがあるのです。
そんなときに効果を発揮するのが、中国漢方の知恵です。
3000年以上の歴史を持つ中国漢方は、食べ物や体の鍛錬に気を配り、病気の兆しが見えたら天然の生薬(漢方薬)を使う―という、人間の自然治癒力を高め、同時に病気の予防を重視するナチュラルな医学です。
中国漢方は決して専門的なむずかしい医学ではありません。
むしろ薬づけ医療が問題になっているいま、「家庭の医学」として活用したい日常の知恵なのです。